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わたしの娘がアトピーであることが判明したのは三カ月検診の時でした。顔は真っ赤にお猿さんのようになり、血としるで大変な状態になってしまいました。そのころはわたし自身もかなり落ち込んでいたように思います。アトピーの治療(アレルゲン除去)は早く始めれば始めるほど治療期間は短くすむことを医師から教えていただき、わたしと娘のアトピー完治のための治療をスタートしました。初めは娘というよりはわたしの母乳をあげるための、アレルゲン除去のスタ−トでした。アレルゲンは卵でしたが、医師からIgE抗体では反応がなかったアレルゲン予備軍の大豆や牛乳、その他に牛肉・豚肉・洋菓子・インスタントなども念のため除去した方がよいと言われ、早く治してあげたい一心で食べるのを止めました。最初は意気込みも有るので、あまりつらくなかったのですが、続けていくうちに辛くて辛くてとても大変でした。 それから、遅らせていた娘の離乳食をスタートしました。自身魚(タンパク質)をメインにつくって食べさせていました。回転食と言っても鹿やカンガルーの肉などアトピーの本には書いてありますが手にも入らず(価格も高そう?)、あまり高い魚は避けて、回転して食べさせていました。もちろん、この苦しさを娘だけに味合わせるのもかわいそうなのでわたしも続けました。除去食に対しましては徹底的に実行したので成功したような気がします。 その他に無理なく続けられることとして、アルカリ性イオン水の機械ではなく、水の浄水効果に優れているホテルや飲食店で使われている浄水器(高かった!)を使用したり、備長炭(永く使えて経済的!)をお風呂や室内で活用したり、洗濯洗剤をセッケン粉にしたり、目立って効果はわからないけれど続けています。でも、失敗もしてしまいました。今でも覚えているのは、イズミヤに家族で買い物に行ったことです。帰りにおばあちゃんがクレープとパパがホットドックを食べていると、娘も大きくなって、人が食べている物を欲しがるようになり、いつものように欲しがってきたので、ホットドックのパンをパパから少し口に入れてもらいました。おなかがすいていたのか何回も欲しがり、パンは無くなってしまい、今度はおばあちゃんが食べているクレープを見て欲しがるので、わたしが少しだけ口に入れてあげました。(卵は大丈夫かなと思いつつ)それが大失敗!家に帰った途端、顔は見る見る内に腫れ上がっていき、目は細く(お相撲さん状熊)になりました。いつものアトピー症状どころの騒ぎではありません!その時に医師からいただいていたステロイド剤を使用しました。薬がよく効き、数時間で症状は治まりました。この時にわたしの気まぐれでこんなことになってしまったことを改めて考え直させられました。 アトピーであることを一番かわいそうに思ったことは、ソフトクリームです。わたしの娘は親バカかも知れませんが、本当にとても聞き分けが良い子で助かりました。自分が食べてはいけない食べ物があることを理解してくれていて、それを食べるとかゆくなることも子供ながらにわかっていました。それなりにアレルゲンの使用していないお菓子は与えていました。しかし、ソフトクリームだけには興味をずっと示していました。白くて、柔らかくて美味しそうに見えていたと思います。他の子が食べているのをいつも、食い入るように見ていました。(食べている子供がいなくなるか、手を引っ張って連れて行くまで)そして「ママあれ!」といつも言っていました。3才になり、やっとソフトクリームも食べられるようになり、初めて買ってあげたとき、手に取ったときのうれしさが瞳に現れていました。今もはっきり覚えています。このように心の底から喜べる娘は幸せなのかも?・・・と思いました。 今、娘は完治したと言っても良いぐらい何でも口にすることができます。時たまアトピーぽい症状は出ることはありますが、皆さん頑張ってくださいネ。あせってはだめだと思います。結果は少し後にはなると思いますが必ず現れますから、それを信じて頑張ってください。 |
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