アトピーっ子はおやつの問題なども有り、何のトラブルもない子より孤独になりがちのようです。
私も含めてそうなのですが、アトピーっ子ママは確かに過保護になってしまう要素がたくさんあると思います。子供はいつも、かゆい、眠いなどのたくさんのリスクを背負っているし、実際アトピーの子は手がかかります。あるアトピーっ子をもつお父さんが言われていたのですが｢アトピーの子供っていうのは、全く熱帯魚のようなものです。お金もかかるし、手もかかる、こちらが手をかけて育ててやると優々と泳いでいますョ｣ってぐあいに・・・
だから、この入園をちょっとした、親離れ・子離れのきっかけぐらいに考えてみてはどうでしょうか？
実際、私も心配でした。ですから担任の先生に、その心配事を全部お話して、幼稚園のカバンの中にいつも、かゆみ止め外用剤と内服薬を持たし、こういう症状の時はこの薬でひどくなれば、これを飲ましてくださいとお願いしました。
それを良く聞き入れて頂き、毎日お便りノートに｢今日は○○薬を２回、手と首に塗りました｣とか｢今日は一度も塗っていません｣とか丁寧な対応にいつも感謝していました。子供自身には、かゆかったり、辛かったら先生に話すようによく言って聞かせました。そんなことも重なって、いつも何とか先生が気をとめて下さるので早く幼稚園に馴染めたという利点もあったと思いますョ。
イジメの問題についてですが、私は我が子自身に自分の状態をよく理解させるのが大切ではないかと考えています。湿疹がたくさん出て自分はかゆくても、これは誰にもうつらないという事を教えてあげて下さい。子供って乱暴です。｢ブツブツ何でできてんのん｣、｢血だらけやん｣、｢うつんのん｣色々と言葉の暴言を浴びせますが、そこが子供、純真無垢なのです。我が子が｢アトピーでブツブツできるの｣、｢すごく、かゆいねん！かいたら血でるねん｣、｢ぜんぜん、うつれへん！｣と、１つ１つの問題に答えていくと｢なんやーそうか｣って素直にそのまま、現実を受け入れて、後は何もなかった様にお互い平然と遊んでいるのです。子供って、いいなって感じさせられた一幕です。
子供は私達が考えているよりも強く柔軟な心をもっています。アトピーというリスクを背負ってしまっているのですから、子供自身、うまくアトピーと付き合っていかなければなりません。
親の“かわいそう、かわいそう”ばかりの考え方が全て子供の為になるとは思えません！時には愛情を持って厳しく、そして正確に自分の身体についての事を教える第一歩の時期ではないでしょうか？
なぜ？・・・小さい子供によくママが汚い物をさわると｢手、ばっちい、ばっちいになるョ！｣等と言って注意をします。もし、アトピーっ子の湿疹を見て汚いと思ったり、うつると他の子が思えば大変です。だから、アトピーはブツブツが出来る病気で、さわってもうつらない事を教えてあげるのが必要ではないでしょうか。
☆入園時に先生と我が子のアトピーについて、必ず相談する機会を持ってもらいましょう！
アドバイス・・・あくまでも、入園時の不安や心配事を担当の先生に相談する方向で話を進めていった方が良いと思います。幼稚園は集団生活を学ぶところ、一人の子供だけに特別扱いできない事もあります。でも｢この子、アトピー○○が心配なんですがどうしたらよいのでしょうか？｣等と相談を持ちかけて行けば、先生自身も出来る範囲で力になってくれると思いますョ。私自身はそのようにして、よく目をかけていただき、娘の幼稚園時代はとても助かりました。通っていた幼稚園は特別アレルギーの子供に対応している幼稚園ではなく、ごく普通の幼稚園でした。
実際にスマイルママからお便りを読んでも、入園前のママ達からは不安２の内容のお便りですが、入園してからのお便りは明るい内容で、｢幼稚園でお友達ができた｣とか｢保育園に行くのが楽しいようです｣等と元気なアトピーっ子ママのお便りになるんです。確かに、最後に少し｢給食は無理なので、毎日のお弁当が大変・・・｣等と書かれていますが、ママ自身もアトピーっ子と２４時間ベッタリの生活から少しでも自分の時間がもてることで心にもゆとりができたのだと思います。
だから、アトピーっ子の保育園・幼稚園の入園は、決して不安がる必要はないと思います。何事もプラス思考で考えていきましょう！
アトピーネット クラブスマイル 〒578-0931 大阪府東大阪市花園東町1-20-8 TEL072-963-6566
All Rights Reserved, Copyright club smile 全ての情報、写真の無断転用・複写を禁止いたします